メディア記事
メディア記事
頭皮の脂は抜け毛の原因になる!皮脂が増える原因と脂を抑える方法

「頭皮がベタベタで抜け毛が増えた気がする」「頭皮の脂を抑えて抜け毛を予防したい」などの悩みをお持ちの人はいませんか?
頭皮の脂は抜け毛に大きな影響を与えるので、頭皮のベタつきが気になってきたら対策を取る必要があります。
今回は頭皮の脂はなぜ抜け毛の原因になるのか、また頭皮の脂を抑える方法を解説します。
健康な頭皮を取り戻して、抜け毛を予防しましょう。
頭皮の脂は抜け毛や薄毛につながる
頭皮の脂が増えると抜け毛や毛が細くなる原因となります。
では、なぜ頭皮の脂が抜け毛につながるのか、詳しく見ていきましょう。
頭皮の脂は炎症を引き起こして抜け毛になる場合も
頭皮の脂は毛穴に詰まって赤みやかゆみ、フケなどの炎症を起こす可能性があります。
そして最終的には抜け毛が増えることになりかねないので、注意が必要です。
また、頭皮に脂が多いと毛が細くなる、健康に育たないなど、髪全体のボリュームがダウンするケースもあるでしょう。
頭皮の汚れも抜け毛の原因になる
頭皮の脂は毎日のシャンプーである程度洗い流さないと、抜け毛の原因になります。
頭皮のベタつきによる抜け毛が気になる人は、きちんと不要な脂を洗い流せていない可能性があります。
頭皮の汚れが落ちないと毛穴の詰まりによる抜け毛はもちろん、マラセチア菌というカビの一種を繁殖させてしまうことになります。
マラセチア菌の繁殖は脂漏性皮膚炎につながるので、頭皮の余分な脂はしっかり洗浄するよう心がけてください。
抜け毛の原因!頭皮に皮脂が増える4つの理由は?
頭皮に皮脂が増えて抜け毛が起こってしまう原因は何なのでしょうか?
頭皮のベタつきに大きく関係している原因を4つご紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが増えると皮脂が過剰に分泌されてしまう可能性があります。
とくに男性の場合は男性ホルモンが増えると皮脂の増加だけでなく、AGAにつながるケースもあるので注意が必要です。
また男女ともにストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れやすいので、日頃から心労が多い人はストレスが原因で頭皮の脂が増えているかもしれません。
頭皮の洗いすぎ
頭皮には適度に脂が必要なので、頭皮の洗いすぎにより乾燥すると、頭皮を潤そうと皮脂が過剰分泌される可能性があります。
また洗いすぎると頭皮に必要な常在菌も洗い流してしまうため、頭皮環境が悪くなる場合もあります。
シャンプーによっては頭皮の汚れや皮脂を洗浄しすぎるものもあるので、頭皮にやさしいシャンプーを使い、しっかり泡立てて頭皮を洗いましょう。
生活習慣や食生活の乱れ
睡眠不足や食生活の乱れなど、生活習慣が原因で頭皮に脂が増えることがあります。
とくに脂っぽいものを好んで食べる人は、食事が原因である可能性が高いでしょう。
また、睡眠不足が続くと頭皮の新陳代謝に必要な成長ホルモンが不足して、頭皮が乾燥し、皮脂の分泌が盛んになるので、気をつけてください。
ただ睡眠時間をしっかり確保していても、睡眠の質が悪いため睡眠不足になっているケースもあります。
眠りが浅い、寝つきが悪い人は入浴時間や食事時間、寝る前の悪い習慣を見直してみましょう。
頭皮がアルカリ性に傾いている
頭皮の脂を洗浄しすぎてしまうと頭皮が一時的にアルカリ性に傾きます。
頭皮は通常「弱酸性」ですが、「アルカリ性」に傾くとマラセチア菌が繁殖します。
マラセチア菌の繁殖は頭皮の炎症、抜け毛を引き起こす「脂漏性皮膚炎」の原因になるので注意が必要です。
1日に何度もシャンプーをする人、洗浄力の強いシャンプーを使っている人は、シャンプーは1日1回にする、低刺激やアミノ酸シャンプーにするなど、頭皮ケアの方法を見直してみてください。
頭皮の脂を抑える3つの方法とは?
頭皮の脂を抑える方法はおもに3つあります。
健康な頭皮環境を取り戻すためにも、ぜひすぐにでもトライしてみましょう。
生活習慣を変える
食事や睡眠などの生活習慣を変えると、頭皮の脂による抜け毛が改善する場合があります。
できるだけ油を料理に使わない、タンパク質は動物性のものだけでなく大豆など植物性ものも取り入れるなど、工夫してみましょう。
ほかにも亜鉛、ビタミン類(A、B2、B6、C、Eなど)を意識した食生活にすると、頭皮環境が改善され、育毛や発毛につながるでしょう。
また睡眠は時間だけでなく、質にもこだわってみてください。
以下のことに気をつけると睡眠の質が改善し、頭皮の脂を減らせるでしょう。
- 食事は寝る3時間前までに済ませる
- 寝る前はスマホやPCなどを使用しない
- 寝る90分前を目安に入浴する
睡眠の向上はストレス軽減にも役立つので、日頃から気をつけてみてください。
頭皮の脂を抑えるシャンプーを使う
頭皮の脂を抑えるシャンプーを使うのも一つの方法です。
しかし洗浄力が強い合成界面活性剤が配合されたシャンプーは、かえって頭皮の乾燥を招いてしまうためおすすめできません。
またアミノ酸系のシャンプーは頭皮にやさしいものの、脂や汚れがしっかりと落ちない場合があります。
ではどうするのがベストかというと、以下の方法がおすすめです。
- お風呂に入る前にやさしくブラッシングし、ある程度の汚れを落とす
- お湯だけで丁寧に頭皮の汚れを落とす
- アミノ酸系のシャンプーをしっかり泡立てて洗う
頭皮の汚れはシャンプー以外でも落とせるので、やさしい洗浄力のアミノ酸系のシャンプーと組み合わせて余分な脂や汚れを落としましょう。
頭皮の脂を抑えるサプリや薬を飲む
頭皮の脂を抑えるためにサプリや薬を飲むのも一つの方法として有効です。
ただし油分を取るサプリというよりも、偏った栄養バランスを補い、頭皮の健康をサポートするサプリを取り入れるのがおすすめです。
薬は病院を受診して処方してもらいましょう。
頭皮の脂が増えることが原因で抜け毛が増える「脂漏性皮膚炎」の治療には、外用薬とともに抗ヒスタミン剤(抗アレルギー薬)が処方されることがあります。
生活習慣などを改善しても頭皮の脂が改善しない場合は、サプリや薬の服用も視野に入れてみましょう。
女性の頭皮が油っぽい理由は?
女性は更年期によるホルモンバランスの乱れなどが原因で女性ホルモンが減少すると、男性ホルモンが優位にはたらき皮脂が過剰分泌されることがあります。
また、脂っぽい食事や不規則な生活、月経や無理なダイエットによって乱れる場合もあります。
頭皮に皮脂が過剰に分泌され抜け毛が増える脂漏性皮膚炎は、男性だけでなく女性にも起こる病気です。
頭皮のベタつきや抜け毛が気になるときは、病院に相談してみましょう。
脂漏性皮膚炎(脱毛症)とは?
脂漏性皮膚炎(脱毛症)とは頭皮が赤くなったり、かゆみやフケなどの症状が表れる病気です。
脂漏性皮膚炎の主な原因は頭皮に増えすぎた脂なので、頭皮のベタつきやニオイを放置していると、悪化して脂漏性皮膚炎になる可能性があるので注意しましょう。
また脂漏性皮膚炎による頭皮の炎症が続くと抜け毛も増えます。
脂漏性皮膚炎は病気なので、自己判断せず、病院を受診して医師の判断を仰ぎましょう。
脂漏性皮膚炎による抜け毛を回復させるには?
脂漏性皮膚炎かもしれないと思ったら病院を受診するのがベストですが、自宅でできるケアもあります。
頭皮に脂が増えるとマラセチア菌という真菌が繁殖して、最終的に脂漏性皮膚炎になります。
市販のシャンプーのなかには抗真菌シャンプーもあるので、まずは自宅で頭皮ケアを始めるのも一つの方法。
ただし炎症がひどい場合はすぐに病院を受診しましょう。
脂漏性皮膚炎(脱毛症)とAGAの関係は?
脂漏性皮膚炎とAGAは、抜け毛があるという点では共通していますが、ほぼ無関係と思って問題ありません。
なぜなら脂漏性皮膚炎とAGAはそもそも原因が異なるからです。
脂漏性皮膚炎の原因は過剰に分泌された頭皮の脂ですが、AGAはテストステロンが酵素により変化した「ジヒドロテストステロン(DHT)」が原因です。
しかし、頭皮環境を悪化させるような生活習慣や頭皮ケアはAGAを引き起こす可能性もあるため、抜け毛や薄毛に悩まないためには健康な頭皮を保つことが大切です。
抜け毛の種類に囚われず、正しい生活習慣や頭皮ケアを心がけましょう。
まとめ:頭皮の脂は正しくケアするのが大事
増えすぎた頭皮の脂は炎症を起こしたり、抜け毛を増やしたりする原因になります。
しかし頭皮にある程度の脂がないと、乾燥してさらに脂が増えてしまう可能性があるので注意しましょう。
頭皮はやりすぎないケアで、余分な脂や汚れを落とすのが大切です。
また睡眠や食生活など、生活習慣の乱れがある人はまず正しい生活を心がけましょう。
さまざまなケアを行っても効果が実感できない場合は、悩むよりも病院を受診してみてください。